本日午前中から昼過ぎまで外出のため、地金価格の推移グラフ更新作業が午後になります。ご利用いただいている方々にはご迷惑お掛けいたしますが、悪しからずご了承のほどお願い申し上げます。
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大谷 正明(おおたに まさあき)
(有)匠工房 代表取締役 ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作 |
本日午前中から昼過ぎまで外出のため、地金価格の推移グラフ更新作業が午後になります。ご利用いただいている方々にはご迷惑お掛けいたしますが、悪しからずご了承のほどお願い申し上げます。
大きな不定形の石座を巻いていると、一人の世界に入り込んで時間を忘れてしまう。たまたま入ったファックスの着信音で我に返って、ついでに一休みだ。1時間半、休み無くうねうねと巻いていたわけだ。
不定形の石座は難物だが嫌いではない。今回のものは大きいので板巾も必要で巻き憎いが、普通サイズの石なら遊びのようで楽しい思いが出来る。極端に鋭角の部分には切り込みを入れるが、基本は手とヤットコで曲げてゆく。100%を目指して、何%で上がるかだ。手作りはそういうものだ。どう足掻いても完ぺきに作ることが出来ないことを知っているから、100%を目指す。
石枠を巻くときは感覚だけで巻くので、別のことを考えていることが多い。形を合せるという作業に頭脳は必要ないようだ。確かに合っていないのは見れば判る。こういうのは3DスキャナとCADで作ると早いのかなと思いながら、いや却って大変かも知れないぞと考える。完ぺきに合っていなくても「合っている」と認識できるのが人間の感覚の素晴らしいところだ。さて、再開。
雑文(いつもだが)なので悪しからず。
不況が続く中、いつもこういうときの方が幸せを感じている自分に気付く。自己流の目茶苦茶な人生を送って来たせいで、どん底から結構良いところまでを味わってきて、やはり幸せだったのは経済的に困窮していた頃だったなと思う。食べるものも食べられずというほどの苦しさではない、中途半端な困窮振りだったからかも知れない。
なぜ幸せなんだろうと考えると、こういうときの方が「ありがとう」という気持ちでいることが多いのに気が付く。この歳になって今さらなのだが、有り難うという気持ちが幸せの正体なのだということを初めて知ったように思う。いくら経済的に豊かであっても、何かが足りない満たされない思いだったのは、たぶん有り難うが少なかったからだ。
せめてこれから先の人生だけでも「ありがとう」の気持ちを失わないように、人からも「ありがとう」と思われるように生きたいものだ。そして子供にも、ありがとうの気持ちを持っているだけでどんな状況でも幸せでいられるのだと教えたい。
ろくな当金を持っていないので、矢坊主(やぼうず)を木台に立てたりして地金を叩く。余裕が有るときに揃えておけば良かったと思っても、後の祭りだ。普通サイズのジュエリーでは使用することは皆無に近いから、仕方ないかも知れない。
低い丸太は杉材だったか、ケヤキには比べようもないが腰掛けるにはちょうど良い大きさだ。余計なことを考えるより地金板でも叩いていた方がマシというものだろう。リズムのようなものが有って、気が乗ってくるとリズムから抜け出せなくなる。時折なましを入れるときが、腕の筋肉の休憩時間だ。
昨日の雪は溶けて、通勤の途上は溶けかけたかき氷のようにびちゃびちゃと冷たい。歩きながらいつも思うのは「車がいなければいいのに」という勝手な妄想だ。特に雨や雪の日の車の騒音は、堪え難いものが有る。あまり車の走らない休日の早朝、朝日に浮かぶ町の清々しさを知っているだろうか。なんでも掻き回せば良いというものではない。
エメラルドについてお問い合せをいただいたので、メールでのお答えに合せて、こちらにも記載しておこう。
ほとんどのエメラルドに含浸処理が為されていることは、知っている方も多いだろう。エメラルドは多くの傷を内包しているのが普通で、この傷のために本来の色味の発色が妨げられていることが多い。この傷にオイルや樹脂を浸透させて発色を良くするのが含浸処理と呼ばれる方法だ。エメラルド外面にはっきり現われた傷ならば、そこにオイルを垂らすだけでも或る程度は内部に浸透して発色が良くなる。通常はオイルや樹脂の入った容器にエメラルドを入れて、外部から圧力をかける。注射器のようなものと考えて良いだろう。浸透を良くするためにやや加熱することもあるようだ。
しかし国内でエメラルドの含浸処理をしているところを、私は知らない。一度調べてみたことがあるが見付からず、それでも探してようやく「やっても良い」という業者に巡り合ったのだが、試しに依頼したエメラルドは見事真っ二つに割れて戻ってきた。道具は持っているが慣れてはいないということだろう。